福岡

 GWの連休はどこにも行かないつもりだったのに、予期せず福岡行きが決まり、4/30から博多に滞在している。予期せずということは、つまりは普通の旅行とは違うということだ。
 ちゃんと数えたことはないけれど、おそらく20回は福岡に来ていると思う。だから、「福岡に来た!」みたいな特別な感慨や、どうしても行きたい場所やお店というものも、これといってない。少し大げさに聞こえるかもしれないが、ここまでくると大阪に行くのと感覚的には大差がない。もちろん物理的な移動距離や、それにともなって発生する出費も同じわけではないが、精神的なハードルというか、心持ちみたいなものは、ほとんど一緒になってしまった。
 でも、それでも、自分にとって「福岡に行く」というのは、過去の経緯も含めて、特別な行為である。大阪に思い入れがあるかと言われれば、特にないが、福岡に思い入れはある。この土地に来ると、いろんなことを考える。切実に生きる人たちに触れ、自分の人生や生き方を省みずにはいられない。ただ「楽しかった」だけでは終わらないし、終わらせてはいけない。そんなことをいつも考える。